真夏のクリスマス?
日本ではクリスマスといえば真冬のイメージですがオーストラリアの場合には、日本と違い真夏にクリスマスの季節がやってきます。
とはいえアロハシャツや水着でクリスマスを過ごすのかといえばそうではなく、多くの場合で言えば季節にクリスマスを楽しむようです。
ただしクリスマスインジュライと呼ばれている部分もあり、夏である7月にクリスマスを楽しむ人もいます。
11月から12月にかけてのクリスマスイルミネーションに関しては、それぞれのご家庭が競うように多くの飾り付けを行います。
そのため、街中全体がクリスマスムード一色になりとても美しく光り輝くような状態です。
プレゼントの仕方も違う
クリスマスプレゼントといえば、手渡しをするというのが日本での常識のようになっています。
オーストリアでは非常に大きなクリスマスツリーが各家庭に多かれ、このツリーの下に家族全員分のプレゼントが置かれるのが一般的です。
クリスマスイブにプレゼントを置き、25日の朝家族全員でプレゼントを開封するのが大きな楽しみになっているようです。
真夏のビーチでも前述の通り、クリスマスの格好をしたサンタさんを見かけることもありますが、この季節になるとやはり赤い衣装に身をまとったサンタさんが街中に登場します。
サンタの格好をしながらビーチでサーフィンを楽しんだり全員が赤いサンタの水着に身を包み海水浴を楽しんだりするのもオーストラリアならでは。
日本より全体的にアバウト
上記のように冬に迎えるクリスマスだけでなく、夏場にクリスマスを迎えるオーストラリアは日本に比べると非常にアバウトな感覚と言えます。
それぞれのご家庭で特別なディナーを食べるというよりも大きな庭でバーベキューをしながら過ごすというご家庭もたくさんあります。
日本のようにクリスマスイブとクリスマス当日の2日間だけを特別な気持ちで過ごすのではなく11月から12月にかけて、長期間に渡り楽しむのも大きな特徴といえるでしょう。
恋人よりも家族と一緒に過ごす時間と言う感覚でいる人々が多いようです。
ケーキに関しては洋酒をたっぷりと使いフルーツを贅沢に盛り付けた物を作るご家庭がほとんどです。
豪華なお肉や魚介類などをディナーとして食べた後、美味しいデザートを食べて家族全員が幸せに過ごす日といったイメージでしょうか。
日本からイメージするとビーチにサンタさんの格好をした人々があふれかえるのはジョークのように思えるかもしれませんが、オーストラリアではこれが当たり前の光景になっています。
クリスマスといえども国が変わるだけで過ごし方や食事の内容、さらにはデザートまでこんなにも大きく違いがあるものなのですね。