長期間楽しむ
地球上には非常に沢山の国々でありますが、どの国も日本と同じようにクリスマスを過ごしているわけではありません。
それぞれの国によって過ごし方が違います。
特にスペインのクリスマスは非常に長く、長期間にわたり楽しむことができます。
スペインのクリスマスは11月中旬あたりから飾りつけなどが始まり、徐々にクリスマスムードになっていきます。
日本ではクリスマスツリーやイルミネーションが当たり前になっていますが、スペインではベレンというさまざまな人形などで飾り付けをするのが一般的です。
ギリシャ神話に出てくる登場人物などをモチーフにしたお人形を飾りクリスマスを迎えます。
12月24日、25日が過ぎて年末年始を迎えると年明けにはお正月気分から抜け出し仕事モードに切り替えなければならない日本と違い、スペインのクリスマスは1月6日に最大の盛り上がりを見せます。
この日がスペインではクリスマス最終日となっており、多くの店なども閉店し、それぞれのご家庭で最高のクリスマスを楽しみます。
ケーキを食べる家庭が少ない
クリスマスケーキといえばイベントの定番になっていますが、スペインではケーキを食べるのではなく、菓子パンなどを作り、それぞれのご家庭で食べることがほとんどです。
ご家庭によって味わいなどは違っていますが、本格的なケーキよりも見た目にも可愛らしいパンを作り、これをみんなで食べながら過ごすのが主流のようです。
また、お料理に関しても細かなディナー料理などを作るのではなく、豪華なお肉をはじめとして、その他魚介類などをオーブンで焼き、こちらもご家族みんなで食べるというのがメジャーな過ごし方です。
大人気の宝くじ
日本には年末ジャンボ宝くじなどがありますが、スペインにもクリスマスシーズンに盛り上がりを見せる宝くじがあります。
最高当せん金額の基準が大きく多くの人々が購入することで知られています。
日本で言うところのナンバーズのようなクジとなっており、12月中旬の当選発表まで多くの人々が結果を楽しみにします。
11月のクリスマスムードが始まり、1月6日までというのは非常に長い期間がありますが、この期間中、前述の通り街並みが非常に美しく素敵なムードに包まれます。
またクリスマスシーズンには様々な食材などの全体的な物価が上がりますので、こうした部分は日本からすると少々驚きなのかもしれません。
クリスマスプレゼントに関しても12月24日や25日ではなく、多くの場合で1月6日の最終日にというのがスペインのクリスマスの過ごし方になっています。
大半の人々が家族と一緒に過ごすクリスマスとなるため日本のように街が賑わっているのではなく、街は反対に静まり返り、それぞれのご家庭の明かりが優しく灯るような特徴があります。