聖ニコラウスの日

クリスマスは冬?それとも夏?

日本のクリスマスは、冬。
地域によっては、雪が積もっていることもあります。
そのため、クリスマスは冬のイベントといった認識を持つ方が多いかもしれませんが、国によっては夏のクリスマスを迎えます。
南半球では、暑い季節のクリスマスとなります。

そのため、トナカイに乗ったサンタクロースがプレゼントを持ってくるといった認識がありません。
たとえば、サーフィンでやってくると信じられているところもあり、雪の中でクリスマスを迎える日本人にとっては、なかなか興味深いところです。

サイパンやグアム、オーストラリア、ニュージーランドなども夏のクリスマスです。
できれば、冬のクリスマスとの違いを、実際に見てみたいものです。

聖ニコラウスについて

日本では聞きなれない名前だと思いますが、聖ニコラウスとは多くの人を助けたとされる実際に存在していた人です。
3世紀~4世紀、司教を務めていた人物で、貧しい人や弱い人を救った方なのだそうです。
パタラで生まれた聖ニコラウスは、大変慈悲深く、自身の財産を手放し、困っている多くの方を助けながら一生を終えたのだそうです。

クリスマスの日を待ち遠しく思う子供たちは、その日サンタクロースからプレゼントをもらうことを最大の楽しみとしています。
実は、サンタクロースのモデルが、この聖ニコラウスだと言われています。
また、靴下をぶら下げると、そこにプレゼントを入れてもらえると言われていますが、これにも理由があります。
貧困にいた女性が、お金がないことで結婚できずにいると、聖ニコラウスが煙突からお金を投げ入れたのだそうです。
それが、偶然、暖炉のそばにあった靴下のなかに入り、ここから靴下をぶら下げる習慣が生まれました。

聖ニコラウスの日とは?

12月6日は、「聖ニコラウスの日」です。
この日は、聖ニコラウスの命日であり、この日の前後にお祭りがおこなわれます。
その前日の5日の夜、子どもたちは靴下を用意したり、ブーツをきれいにしてからベッドに入ります。
次の日、そのなかには、チョコレートなどが入れられます。

つまり、12月は、クリスマスだけでなく、聖ニコラウスの日にもプレゼントがもらえるのです。
12月は、子どもにとってワクワクの月ということです。

聖ニコラウスの伝説

煙突からお金を投げ入れて、女性を救ったという話も有名ですが、このほかも数多くの伝説が残っています。
聖人として多くの方から尊敬され続ける聖ニコラウスは、今も世界中の子供たちに夢を与える存在です。

プレゼントをあげると、不思議なものでこちらまで幸せな気持ちになれるのはどうしてなのでしょうか。
いつも、人に対して、優しい気持ちでいたいものです。

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