冬の札幌を彩るさっぽろホワイトイルミネーション

さっぽろホワイトイルミネーションの歴史

札幌のクリスマスの代名詞ともいえる「さっぽろホワイトイルミネーション」が始まったのは1981年12月21日のことです。
シンボルオブジェに設置された1,048個の電球が輝くイルミネーションは、ニューヨークのクリスマスツリーをヒントに考案されました。

さっぽろホワイトイルミネーションは急激に人気を高め、開始した翌年には電球の数も41,088個に増えました。
その後、規模はどんどん大きくなり、2019年に開催された第39回さっぽろホワイトイルミネーションでは810,000個の電球が使われるまでに成長しました。

スポットの詳細や見どころ

さっぽろホワイトイルミネーションで特筆すべきなのは、バイオディーゼル燃料発電によってライトを点灯していることです。
バイオディーゼルというのは再生可能なエネルギーのひとつで、家庭や工場から出る廃食油を精製した燃料によって発電を行っています。

大通会場では設置された発電機を見学できると同時に、2丁目には廃食油の回収ボックスを設置して家庭の使用済み食用油を回収しています。
クリスマス直前の5日間は24:00までイルミネーションが点灯されていますので、深夜の散歩も楽しいものです。

さっぽろホワイトイルミネーションと合わせて開催される「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」もぜひ訪れてみたい見どころのひとつです。
ビールの街として有名なミュンヘンと札幌は1972年に開催された冬季・夏季オリンピックの開催地としてそれぞれ選ばれたという縁があるだけではなく、緯度や人口も似通っているという共通点があります。

これを受けて1972年8月28日には姉妹都市提携調印式が行われ、以来友好関係を保ってきました。
2002年の姉妹都市提携30周年を機会に、ミュンヘンの年中行事であるクリスマス市を開催したのがミュンヘン・クリスマス市 in Sapporoのスタートです。
特設ブースではビールだけではなく、ミュンヘン名物のヴァイスブルスト(白ソーセージ)やホットワイン、スイーツなども賞味することができます。

さっぽろホワイトイルミネーションの開催場所

1981年にホワイトイルミネーションがスタートした当時は、会場は大通西2丁目広場だけでしたが、その後、大通3、4丁目、5丁目、6丁目、駅前通りなど会場は増えていきました。
イルミネーションゲートやオブジェ、イベント会場も毎年のように増設され現在に至っています。

2019年に開催されたさっぽろホワイトイルミネーションでは、大町1丁目会場に設置されたラブツリーのハートイルミネーションや大通4丁目会場のダイヤモンドをモチーフにした「ジュエリー・パレス」などが話題を呼びました。

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